皆様にご報告です。11月13日、市議会に「ふなばしメディカルタウン構想の賛否を問う」住民投票の実施を求める陳情書を出しました。
あれ、この間まで市民連絡会が求めていた住民投票と同じじゃない? と思われると思いますが、実は住民投票は市民が提起するだけでなく、市長や議会が提起するものもあるのです。つまり重要な案件について市長や議会が市民の意見を聞くというパターンです。
メディカルタウン構想は市長が「船橋の未来のために重要な事業」と言い、巨額な市税を使って行う予定のものゆえ、市民に言われなくても住民投票して然るべきものなのです。
今回私達が行った運動では、わずか1カ月で1万人を超す人々が事業に対し賛成か反対か意思表示をしたいといって署名しました。これまで船橋市でこれほどたくさんの市民が市民運動に共鳴したことがあったでしょうか。
もし今回有効署名が規定の1万732筆に達していたら、住民投票の実施を求める請求書と条例案は市議会に提出され、住民投票を行うか否か議員たちが審議するはずでした。議員たちは固唾をのんで署名活動の行方を注視していたはずです。
しかし残念ながらわずか226筆の差で署名は既定の数に届かず、議員たちに届きませんでした。ほっと胸をなでおろした議員、すべてなかったことにしたい議員たちもいたことでしょう。
でもメディカルタウン構想に問題意識をもつ市民は確かに1万人以上いるのです。その民意を無視していいはずがありません。
だからこそ表題の陳情書を出しました。市民の思いに正面から向き合ってもらうために。
市議会(令和5年第4回定例会)は11月17日に始まり、12月22日に終わります。その間にこの陳情は審議されます。どの議員が住民の意志を尊重するか、どの議員が否定するか、よく観察しましょう。また議会が市長に住民投票の実施を求めることも考えられます。
この陳情が審議される日程が決まったらお知らせします。傍聴、または中継でチェックしましょう。