市長が医療センター移転計画の見直しを表明
- medicalrenrakukai2
- 8月7日
- 読了時間: 2分

すでにご存じの方は多いと思いますが、令和7年6&7月の市議会で、松戸徹市長が医療センターの計画を見直す考えを示しました。市長選の争点になり、見直しを求める候補者に多くの票が入ったことも理由でしょう。
一番大きな理由は財政的な目途が立たないことだと考えられます。
「改めて新病院の機能や規模を整理し、今後の病院経営や一般会計の負担について、より良いプランが見いだせるように検討する」とのことです。
注目すべきは、医療センターが借金の半分を負担する(だから市民の負担にはならない)という主張をやっと撤回したことです。
「医療センターの経営が厳しい。全国の自治体病院が赤字であり、診療報酬の改定を見極めたい」と市。
これまで市は、医療センターを新しくしさえすれば収益が上がり借金は返せると言い続けてきましたが、建て替え後の病院経営と借金の返済計画が楽観的に過ぎることは、以前から一部議員や市民から指摘されていました。診療報酬の問題だけではないのです。
病院が払えなければどうなるか。もちろん市民の税金(一般会計)から払うのです。思った通り、建設費のほとんどは市民が負担することになりそうです。
ですから計画の見直しでは、建設費を大幅に削減してもらわなくてはなりません。地盤改良や巨大免振装置などに莫大なお金がかかる海老川上流地区への移転は真っ先に見直されるべきでしょう。
ところが今回の見直しには場所の変更は含まれていません。安全面から考えても、超軟弱地盤など多くの問題がある海老川上流地区に移転させることなど論外です。病院は安全な所で建て替えるべきです。
計画を策定した10年前とは医療も入手可能な土地の状況も変わっています。私たちは、当会の前代表の江川厚子氏が訴える「ガーデンホスピタル構想(現在の場所で敷地を広げて緑化し、緑豊かな病院に建て替える構想)」を支持します。