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署名運動感想あれこれ

  • 6月29日
  • 読了時間: 5分

更新日:6月29日


 2026/5/15~6/15,市民連絡会は市民の皆さんと、医療センターの海老川上流地区への移転の是非を問う住民投票を行うよう求める署名運動を行いました。その時に感じたことをご紹介します。


◆医療センターへの関心は高くない?

 船橋市によると、医療センターは市民の7%未満しか利用していません。そのためか、医療センターの問題は市民にとって身近なものではなかったように思えます(特に若い世代)。


◆継続は力なり

 今回私たちは主要4駅で毎日街頭署名活動をしました。後半になるとたくさんの人が署名をしに来てくれましたが、なかには「毎日真剣にやっているから本当だと思った」と言ってくれた人たちも。

 また毎日街頭に立ったことで、船橋市内外の何万人もの人たちに、今船橋市で起きている、危険でおかしな事業について知らせることができました。


◆手ごたえはあった

 事業の実態や危険性、財政的な問題を丁寧に説明すると驚き、「こんなひどい話は聞いたことがない」と憤る人がたくさんいました。海老川上流地区のことを多少なりと知っている人たちは「あんな所に移転するなどあり得ない」と口を揃え、「こんな運動をしなくても、どうせあんな所に病院は建てられないよ」と言う人もいました。一方、「今の技術をもってすれば軟弱地盤だって大丈夫」「市が大丈夫って言っているんだから大丈夫だろう」という人たちもいましたが、数としてはあまり多くない印象でした。



◆個人情報を出すことへの拒否感が強まっている

 住所のみならず生年月日まで書かなくてはならない法定署名。個人情報がどう使われるのか不安、という理由で署名をしないケースが前回より増えたと感じています。一方で、署名はしないけれど運動の主旨には賛同するというケースもかなりあったと聞いており、医療センター移転の問題はかなり市民の間に広まった実感があります。


◆市の広報は手ごわい

 市民の皆さんと対話する中で感じたのは、移転事業の実態を市民が知らないこと。いまだに「駅前にできて便利になる」「老朽化しているのですぐに建替えなくてはならない」「他に建て替える場所がない」など、市が宣伝することをそのまま信じている人たちが実に多かった。不都合な真実を隠し続ける船橋市の姿勢は厳しく問われなければなりませんが、それでもその公的な発信はやはり強いということを認めないわけにはいきません。


◆初めての「広報ふなばし」での特集は署名運動対策

 船橋市は署名期間の5月と6月に「広報ふなばし」で大々的にメディカルタウン構想の宣伝を行いました。事業は素晴らしい、工事は進んでいるという印象を与えるための、いいことしか書いていない記事で、実情を知っている私たちは呆れました。また市民が懸念する災害リスクについては、対策をするから問題ないとしていますが、これらの対策は専門家たちから「破綻している」「あり得ない」と厳しく批判されているものです。あげくに「ハザードエリアに立地している災害拠点病院は全国にある」と開き直り、あたかもハザードエリアに建てることに問題はないと言わんばかりです。わざわざ安全な場所を選んで現在の医療センターを建てた先人たちが聞いたらどう思うでしょうか。このように、どうせ一般市民はわからないからと、実効性のない安全策を並べてごまかそうとする市の態度に怒りを覚えました。

 この10年間、市民や議会から何度求められても拒否してきた「広報ふなばし」での特集は、市民の目を真実からそらすための対策であったと断言できます。



◆事業が遅れているのは市民のせい?!

 市の職員の中には、医療センターの建て替えが遅れているのは市民の反対運動のせいだと言っている人がいると聞いて驚きました。事実はまったく違います。土地開発への地主たちの反対、建設場所の変更(駅前から事業地の北の端へ)、事業費の計上漏れ、調整池の設計ミスなどが原因です。現在は病院が事業費の半分を負担するという資金計画が破綻したために、病院の計画をイチからやり直すはめになっています。

 10年たってまだ開院の目途すら立っていないお粗末な現実は、市民のせいではなく、甘い見通しで事業を始めた松戸徹市長の責任です。


 ちなみに、市の職員がみな市長擁護なわけではありません。「住民投票が実現するといいと思ってます」「頑張って下さい」と言って下さる職員たちがいて励まされました。



◆そしてこれからのこと

 私達に求められているのは、喧伝されていることが真実であるかどうか見破るだけの情報と知恵を身につけること。そして市民との対話を拒否し、自分に都合がいい話だけを一方的に流して市民の命と財産、医療を危険にさらす松戸徹市政への、客観的で冷静な評価です。市議会議員たちの動向もチェックし、誰が本当に市民と市の未来のことを考えているか、判断する必要もあるでしょう。


 今回の住民投票を求める運動は終わりましたが、事業の危険や問題点は何一つ変わっていません。市政の主役は市民です。船橋の未来のために、私達はこれからも市政に関心をもち、おかしなことにはノーと言い続けなければなりません。そして中学生から大人まで、その気概をもった人材を、2023年と今回の、2回にわたる運動で生み出したことが私達の誇りです。

 船橋は変わらなければなりません。そして変わり始めている。その力強い胎動を、ぜひ感じ取って頂きたいと思います。


 最後に、結果が出た後に寄せられたある市民の感想をご紹介します。

これから船橋は確実に悪くなります。それが目に見える形になった時、多くの市民は連日街頭に立ち続けた市民がいたことを思い出すでしょう。そして悔やむか、その市民に続くか選択に迫られるでしょう。多くの市民の記憶に刻まれた皆様の姿はきっと次に繋がると信じます。本当にお疲れ様でした!





 
 

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