覚えていらっしゃるでしょうか。
4/9に県の医療整備課に、当会代表と市民有志で熊谷知事あての要望書を持っていったことを。
要望書の内容は
新医療センターについて速やかに災害拠点病院の指定要件に合致しているか審査し、
満たしていない場合は指定しないこと。
災害を引き起こすことが予見されるメディカルタウン構想を見直すように船橋市に勧告すること。
要望書にはたくさんの科学的データも添付しました。
これに対して回答書が5月の末に送られてきましたが、内容が不十分なうえ日付も回答者名もなかったため、内容を見直し、きちんと知事名で回答するように交渉してきました。
それで11/7、やっと“最終”の回答書が送られてきましたが、5月の回答書に5月の日付を入れただけ。
もちろん知事名ではありませんし、要望が聞き入れられることもありませんでした。
以前の県の交渉相手は、県土整備部内の都市計画課や河川整備課でしたが、今回は健康福祉部の医療整備課。
私たちが面談で要望書の内容を説明した時には、メディカルタウン構想のことも立地のこともよくわからないようでした。けれども何カ月もしつこく話をし、また職員も自分なりに指定要件について国に問い合わせたりしたようで、10月末に話した時にはメディカルタウン構想の問題点については理解しているようでした。
現時点で立地は災害拠点病院の指定要件に入っていないため、県職員にはどうにもできないことはわかっていると伝えたうえで、
①も②も知事案件であり、知事自らが動くべきことだろうと(改めて)言ったところ
「知事は、問題はわかっているようです」と言うので
「わかったうえで何もしないわけですね?」
と言うと彼は黙ってしまいました。
また彼が県土整備部に②について問い合わせたところ
「この件はもう解決している。当方はあずかり知らぬ」というような回答だったそうです。
メディカルタウン構想の治水上の問題に気付かず、気付いたあとは「対応を検討する」と答えたものの(2022年4月)、結局対応を船橋市に丸投げしたうえ、船橋市の「事業は安全」という詐欺的なシミュレーションに加担した職員たち(同年5月)。
きっと上からの指示があったのでしょう。
「千葉県を日本一の防災県にする」と言ったのは熊谷知事ではなかったでしょうか。
知事は事業の問題点を知りつつ、知らんふりをしている・・・もし本当であれば、理由を聞きたいものです。