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市は能登半島地震から学ぶべき

 大変な年明けになってしまいました。地震で被災された方々に心からお見舞い申し上げます。


 そしてこの地震は、この国には安全な場所はどこにもないということを改めて感じさせてくれました。もちろん船橋も例外ではありません。


 今回の地震で特に問題となっているのは道路網の寸断です。液状化や土砂崩れで救援物資もDMAT(災害派遣医療チーム)も被災地に到達できない状況となったことは大きく報道されました。


 

 

 メディカルタウン構想として船橋市が新医療センターを建てる予定地はまさにハザードエリア。地盤が極端に悪く、読売新聞も「病院予定地 液状化懸念」として報じたほどです。その中で防災の専門家が「周辺の台地に比べ、当該地は震度が1~1.5倍、被害は10~50倍は違う」「建物の倒壊を免れたとしても、建物は大きく揺れ、中の人や機器は安全ではない。取り付け道路も亀裂が入ったり陥没したりする」と分析しています。

船橋市は新医療センターはしっかり地盤改良をして地震対策をするから大丈夫と言います。100歩譲って病院は倒壊しないとしましょう。けれども同じように超軟弱地盤の医療センターの周囲には、そんな地盤改良はなされません。つまり被災者も救急車も医療センターに到達できないということです。


 千葉県の地震被害想定図をお見せしましょう。ひとつは「液状化しやすさ」、もうひとつは「揺れやすさ」です。医療センターの予定地はどこよりも危険なエリアだということがわかります。上記の専門家の言う通りです。一方、現在の医療センターは液状化も揺れの大きさも心配ないということがわかります。






 安全な場所から危険な場所へ莫大なおカネをかけて医療センターを移す。それがメディカルタウン構想です。今回の能登半島地震を見てもなおメディカルタウン構想を進めようとするのであれば、市長も市議会も正気ではありません。



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